ドイツのCharité-UniversitätsmedizinBerlinのElisaStein氏らは、COVID-19感染後に筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断された患者を対象に、免疫吸着療法を適用する前向きコホート研究を行い、参加者の70%にSF-36で評価した身体機能の10点以上の改善が見られ、握力が増加した患者もいた ...
米国KaiserPermanenteSouthernCaliforniaのSaraY.Tartof氏らは、Pfizer社のRSウイルスワクチン(RSVpreF)が、実臨床で米国の高齢者にもたらした有益性を検討するために、後ろ向きの検査陰性症例対照研究を行い、RSV関連下気道疾患による入院または救急受診を予防する効果は91%だったと報告した。結果 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。12月16~22日に最もツイート数が多かったのは、NEJMの論文「PonsegromabfortheTreatmentofCancerCachexia」(癌悪液質にponsegromabを投与する ...
今や、その言葉を聞かない日はないほど、あちこちで話題に上る生成AI(人工知能)。2024年9月に開催された第57回日本薬剤師会学術大会でも、各社こぞって生成AI搭載の電子薬歴を展示しており、開発合戦が白熱している様子が見て取れた。そんな生成AI薬歴について「薬剤師が頭を使わなくなる」「薬剤師 ...
英国Liverpool大学のYangChen氏らは、ポーランドの大規模コホートを利用して、インスリン抵抗性(IR)の代替指標であるトリグリセリド・グルコース指数(TyG)や、TyGで補正したBMIや腹囲などの関連指標と死亡リスクについて検討し、これらの指標と総死亡や早期死亡の関連はU字型の曲線を描いたと報告 ...
厚生労働省は2024年12月26日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催。予防接種に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための「予防接種に関する基本的な計画」(以下、予防接種基本計画)の改定案を提示し、委員らの了承を得 ...
オランダAmsterdam大学医療センターのElineM.E.Coerver氏らは、18歳以上の多発性硬化症(MS)患者で、5年以上再発がなく安定している人を対象に、安全に疾患修飾療法(DMT)を中止できるかを調べるランダム化比較試験を行い、治療中止群では再発例が増加し、中止から再発までの期間は中央値で12カ月だ ...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の緩和後、訪日客や海外渡航者の増加に伴って麻疹の輸入症例が増加し、発生リスクが高まっている。こうした状況を受け、国立感染症研究所が2024年12月26日に「麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024年第二版)」を発表した。2024年の第1週から第50週(1… ...
令和のSNS時代において、“炎上”のリスクは付き物だ。先日も美容外科医がSNSにご献体の写真を上げただけでなく、ご献体の前でピースサインを取っていたとされ、非難が集中し、各種メディアも取り上げる事態に発展した。こうしたアンプロフェッショナルな行動(アンプロ行動)を取る人は、一部だとはい… ...
米国疾病対策センター(CDC)のHeidiL.Moline氏らは、米国の7大学の小児医療センターで、5歳未満の幼児を対象にRSウイルス(RSV)関連急性呼吸器疾患の流行状況を調べ、ニルセビマブがRSVによる入院を減らす効果を93%と推定したと報告した。結果は2024年12月9日のJAMAPediatrics誌電子版に掲載された ...
医療法人徳洲会・湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市、669床)は、積極的にロボットを活用し、委託費の削減を図るほか、スタッフの負担軽減に ...
京都市は2024年12月20日、市内で麻疹患者が確認されたと発表した。患者は英国への海外渡航歴のある10歳代の男性で、発熱や咳、コプリック斑、発疹の症状が見られた。麻疹ワクチンの接種歴はなかった。17日に発症し、18日に医療機関から発生届が提出され、19日に麻疹陽性が確定した。20日の時点で、市内… ...