医療従事者の皆さんは、もしご自身が病気やケガで入院することになった場合、どのくらい医療費がかかって、どのくらい自己負担が生じるか知っていますか?患者さんを相手にする職業なのに、医療費自己負担の仕組みについてはあまり知られていません。私は何人か同業の患者さんを診ていますが、「詳しく ...
2025年1月6日から2025年1月10日に日経メディカル Onlineで紹介した5本の海外医学論文のエッセンスを日本語音声でお届けします。
ドイツCharité-UniversitätsmedizinBerlinのMonikaPrpic氏らは、ベルリン市の暑さ指数(heatindex:外気温と相対湿度を用いて算出する体感温度の指標)の変化が、入院患者の低ナトリウム(Na)血症有病率に影響を与えているかについて検討し、高齢者(特に高齢女性)は、夏の高気温で低Na血症リスク ...
沢井製薬は抗インフルエンザウイルス薬のオセルタミビルカプセル75mg「サワイ」、オセルタミビルDS3%「サワイ」について、インフルエンザの急激な流行拡大の影響を受け、一時供給を停止すると発表した。供給再開の時期は、オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」は2月上旬、オセルタミビルDS3%「サワ ...
米国がん協会のHyunaSung氏らは、世界の50カ国(と地域)における大腸癌発症率の変化を、壮年(25~49歳)と高齢者(50~74歳)に分けて分析し、最近10年間の50歳未満の大腸癌発症率について、50カ国中23カ国では一定だったが、27カ国では増加していたと報告した。結果は2024年12月11日のLancetOncolog ...
ドイツのCharité-UniversitätsmedizinBerlinのElisaStein氏らは、COVID-19感染後に筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断された患者を対象に、免疫吸着療法を適用する前向きコホート研究を行い、参加者の70%にSF-36で評価した身体機能の10点以上の改善が見られ、握力が増加した患者もいた ...
今や、その言葉を聞かない日はないほど、あちこちで話題に上る生成AI(人工知能)。2024年9月に開催された第57回日本薬剤師会学術大会でも、各社こぞって生成AI搭載の電子薬歴を展示しており、開発合戦が白熱している様子が見て取れた。そんな生成AI薬歴について「薬剤師が頭を使わなくなる」「薬剤師 ...
米国KaiserPermanenteSouthernCaliforniaのSaraY.Tartof氏らは、Pfizer社のRSウイルスワクチン(RSVpreF)が、実臨床で米国の高齢者にもたらした有益性を検討するために、後ろ向きの検査陰性症例対照研究を行い、RSV関連下気道疾患による入院または救急受診を予防する効果は91%だったと報告した。結果 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。12月16~22日に最もツイート数が多かったのは、NEJMの論文「PonsegromabfortheTreatmentofCancerCachexia」(癌悪液質にponsegromabを投与する ...
厚生労働省は2024年12月26日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催。予防接種に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための「予防接種に関する基本的な計画」(以下、予防接種基本計画)の改定案を提示し、委員らの了承を得 ...
英国Liverpool大学のYangChen氏らは、ポーランドの大規模コホートを利用して、インスリン抵抗性(IR)の代替指標であるトリグリセリド・グルコース指数(TyG)や、TyGで補正したBMIや腹囲などの関連指標と死亡リスクについて検討し、これらの指標と総死亡や早期死亡の関連はU字型の曲線を描いたと報告 ...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の緩和後、訪日客や海外渡航者の増加に伴って麻疹の輸入症例が増加し、発生リスクが高まっている。こうした状況を受け、国立感染症研究所が2024年12月26日に「麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024年第二版)」を発表した。2024年の第1週から第50週(1… ...