米国がん協会のHyunaSung氏らは、世界の50カ国(と地域)における大腸癌発症率の変化を、壮年(25~49歳)と高齢者(50~74歳)に分けて分析し、最近10年間の50歳未満の大腸癌発症率について、50カ国中23カ国では一定だったが、27カ国では増加していたと報告した。結果は2024年12月11日のLancetOncolog ...
ドイツのCharité-UniversitätsmedizinBerlinのElisaStein氏らは、COVID-19感染後に筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断された患者を対象に、免疫吸着療法を適用する前向きコホート研究を行い、参加者の70%にSF-36で評価した身体機能の10点以上の改善が見られ、握力が増加した患者もいた ...
2024年12月27日、痘そう(天然痘)、エムポックス、牛痘、痘そうワクチン接種後のワクシニアウイルスの増殖による合併症に対する経口治療薬「テポックス(一般名テコビリマト)」が製造販売承認を取得した。製造販売元は日本バイオテクノファーマ。エムポックスを対象とした国内で初めての治療薬となる… ...
米国KaiserPermanenteSouthernCaliforniaのSaraY.Tartof氏らは、Pfizer社のRSウイルスワクチン(RSVpreF)が、実臨床で米国の高齢者にもたらした有益性を検討するために、後ろ向きの検査陰性症例対照研究を行い、RSV関連下気道疾患による入院または救急受診を予防する効果は91%だったと報告した。結果 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。12月16~22日に最もツイート数が多かったのは、NEJMの論文「PonsegromabfortheTreatmentofCancerCachexia」(癌悪液質にponsegromabを投与する ...
今や、その言葉を聞かない日はないほど、あちこちで話題に上る生成AI(人工知能)。2024年9月に開催された第57回日本薬剤師会学術大会でも、各社こぞって生成AI搭載の電子薬歴を展示しており、開発合戦が白熱している様子が見て取れた。そんな生成AI薬歴について「薬剤師が頭を使わなくなる」「薬剤師 ...
英国Liverpool大学のYangChen氏らは、ポーランドの大規模コホートを利用して、インスリン抵抗性(IR)の代替指標であるトリグリセリド・グルコース指数(TyG)や、TyGで補正したBMIや腹囲などの関連指標と死亡リスクについて検討し、これらの指標と総死亡や早期死亡の関連はU字型の曲線を描いたと報告 ...