ドイツのCharité-UniversitätsmedizinBerlinのElisaStein氏らは、COVID-19感染後に筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)と診断された患者を対象に、免疫吸着療法を適用する前向きコホート研究を行い、参加者の70%にSF-36で評価した身体機能の10点以上の改善が見られ、握力が増加した患者もいた ...
2024年12月27日、痘そう(天然痘)、エムポックス、牛痘、痘そうワクチン接種後のワクシニアウイルスの増殖による合併症に対する経口治療薬「テポックス(一般名テコビリマト)」が製造販売承認を取得した。製造販売元は日本バイオテクノファーマ。エムポックスを対象とした国内で初めての治療薬となる… ...
米国KaiserPermanenteSouthernCaliforniaのSaraY.Tartof氏らは、Pfizer社のRSウイルスワクチン(RSVpreF)が、実臨床で米国の高齢者にもたらした有益性を検討するために、後ろ向きの検査陰性症例対照研究を行い、RSV関連下気道疾患による入院または救急受診を予防する効果は91%だったと報告した。結果 ...
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。12月16~22日に最もツイート数が多かったのは、NEJMの論文「PonsegromabfortheTreatmentofCancerCachexia」(癌悪液質にponsegromabを投与する ...
今や、その言葉を聞かない日はないほど、あちこちで話題に上る生成AI(人工知能)。2024年9月に開催された第57回日本薬剤師会学術大会でも、各社こぞって生成AI搭載の電子薬歴を展示しており、開発合戦が白熱している様子が見て取れた。そんな生成AI薬歴について「薬剤師が頭を使わなくなる」「薬剤師 ...
英国Liverpool大学のYangChen氏らは、ポーランドの大規模コホートを利用して、インスリン抵抗性(IR)の代替指標であるトリグリセリド・グルコース指数(TyG)や、TyGで補正したBMIや腹囲などの関連指標と死亡リスクについて検討し、これらの指標と総死亡や早期死亡の関連はU字型の曲線を描いたと報告 ...
GMOインターネットグループ系のGMOヘルステック(東京・渋谷)は2024年9月、JR渋谷駅から徒歩3分の場所に直営薬局の「薬局24」を開設した。調剤ロボットを導入するなどで業務を効率化したほか、オンライン服薬指導にも対応して利用料・配送料無料で患者宅まで処方薬を届ける。GMOの医療サービスの中核… ...
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の緩和後、訪日客や海外渡航者の増加に伴って麻疹の輸入症例が増加し、発生リスクが高まっている。こうした状況を受け、国立感染症研究所が2024年12月26日に「麻疹の発生に関するリスクアセスメント(2024年第二版)」を発表した。2024年の第1週から第50週(1… ...
厚生労働省は2024年12月26日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催。予防接種に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための「予防接種に関する基本的な計画」(以下、予防接種基本計画)の改定案を提示し、委員らの了承を得 ...
令和のSNS時代において、“炎上”のリスクは付き物だ。先日も美容外科医がSNSにご献体の写真を上げただけでなく、ご献体の前でピースサインを取っていたとされ、非難が集中し、各種メディアも取り上げる事態に発展した。こうしたアンプロフェッショナルな行動(アンプロ行動)を取る人は、一部だとはい… ...
米国疾病対策センター(CDC)のHeidiL.Moline氏らは、米国の7大学の小児医療センターで、5歳未満の幼児を対象にRSウイルス(RSV)関連急性呼吸器疾患の流行状況を調べ、ニルセビマブがRSVによる入院を減らす効果を93%と推定したと報告した。結果は2024年12月9日のJAMAPediatrics誌電子版に掲載された ...
大阪大学などの研究グループが開発した、呼吸安定時間(RST)遠隔モニタリングシステム「RST算出プログラム」が2024年8月にプログラム医療機器(SaMD)として承認された。同プログラムの治験では、呼吸安定性の定量指標であるRSTの低下から心不全の悪化を早期に検出できることを実証。増悪の兆候が見ら… ...